論文紹介「学習科学の新展開:学びの科学を実践学へ(2014)白水・三宅・益川」③

ゴールのそのまた先へ~発展的達成型ゴール設定のすすめ 「学習科学」の歴史と展望を14ページにわたって丁寧に追った本論文にしきりに登場する「発展的達成型」というキーワード。 今回はこの「発展的達成型」のゴール設定とはいったいなんなのか、僕なりに…

論文紹介「活動から教科を学ぶABSL(Activity Based Subject Learning)の提案」(2019)福本・高橋・中邑

教育を語る文脈の中で、「アクティブラーニング」や「PBL(Project Based Learning/Problem Based Learning)」という言葉が、最近よく聞かれます。 共に、ただ知識を身に着けるのではなく、知識を能動的に活用していくことを目指す学習方略ですが、ここに…

論文紹介「学習科学の新展開:学びの科学を実践学へ(2014)白水・三宅・益川」②

学習科学の新展開~「発展的達成型」へのパラダイムシフトを目指して 2002年、学習科学の国際学会組織の設立がアナウンスされた学会の閉会式において、KBプロジェクトの開発者であり、セサミストリートの制作にも携わったベレイター教授はこう語った。 一般…

論文紹介「学習科学の新展開:学びの科学を実践学へ(2014)白水・三宅・益川」①

学習科学の源流BIG3をたどる! 学習科学とは、人が今よりも賢くなるための方法を、実践を通じて解明しようとしてきた学問だ。今までに多くのプロジェクトが立ち上がり、子どもの潜在的な力を引き出すことに成功してきた。 学習科学では、問題を解いて終わり…